パニック発作がやってきた28

パニック発作がやってきた28

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

それから1か月程

Aさんが僕の車に乗ることは無かった。

もちろん「乗せてくれ」の連絡も無い。

Rさんの都合が悪い日でも会社最寄りの駅からは歩いてきているようだった。

ようやく解放され気持ちも楽になった。

この一件があったからと言って

仕事上でAさんと僕が不仲になるわけではなかった。

会えば互いに冗談も言う。

Aさんの我儘さえなければ

仕事上では大いに信頼している。

僕が今回の件でどれだけキツく言おうと

その部分は崩れないと分かっていたから

Aさんに訴えたわけだが…。

今はまだ別部署に身を置いているためAさんとの接点は少ない。

今後危惧しなくてはならないのは

AさんとRさんの不倫を周りに悟られないようにすること。

場合によっては火消しをすることだった。

何度も言っていいるが

これも本人たちのためだなんて一切思っていない。

会社の信頼のためだ。

ばれない様にするだけ。

不倫の片棒を担ぐなんてまっぴらごめんだ。

Aさんに言及してから1か月

以前より状況は改善した

そう思っていた。

そして新年度を迎える。

2012年度。

新年度の始まりである。

僕は別部署に異動して2年目を迎えた。

任期はあと1年。

1年間別部署での仕事を終えれば

次年度には前の部署に戻る。

Aさんは新年度から所長では無く副席に戻った。

Wさん異動の際、代わりの所長として来られたSさんが

新所長に就任し、新体制でスタート。

Rさんも所属の責任者に昇格し新たなスタートを切った。

僕自身に大きな変化は無く

突然部署異動をした去年とはうって変わって

慣れた人間関係の中新年度がスタートした。

 

Aさんはというと

不倫は継続中。

ただ行動は軽率そのものだった。

相変わらず噂は立っている。

僕に聞いてくる人もちらほら。

その度に知らない、分からないと答え

僕の口から明確な答えは出さない。

本人たちは本人たちなりにやりたいようにやっているんだ

僕もやりたいようにしよう。

火消しはするが煽りはしない。

このスタンスで

どう結果が転ぶか分からない不倫を見守ろう。

そう思っていた。

しかし

5月のゴールデンウィークを過ぎる頃の朝

久しぶりにAさんから

「すまん!電車が止まってるらしく会社に行けない。拾ってくないか?」

と連絡が来た。

気乗りしなかったが

電車が止まっているのはAさんのせいでは無いし

車の件も解決できていないみたいだし

取り敢えず2か月は僕を頼って来なかった。

だから

「理由が理由だし、今回は仕方ない」

と甘えさせてしまった。

結果的にこれを機にAさんは再びわがままを言うようになる。

 

Aさんの決意というのは持って2か月だった。

この結果には心底がっかりした。

この後、僕は再び運転手のように扱われる日々を

送ることになってしまうのだが

その有様は当時僕が想像できることを超えていた。

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた29です。