パニック発作がやってきた41

パニック発作がやってきた41

パニック障害と自律神経失調症を発症した当初を綴る過去日記です。

対人関係が原因で発症し、会社はパワハラと認定してくれました。

そんな過去を少しずつ書いています。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

継続記事になりますのでこの記事から読み始めても内容が分かりません。

始めて来られた方はシリーズその1から目を通していただけると

話の流れが分かります。

記事数も増えてきましたので暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです。

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1分と掛らず車は停車した。

そりゃそうだ。

駐車場から100m程しか離れていないのだから。

停車すると

「すまんな!おつおつー!」

そう言ってAさんは車から降り

小走りで物陰に移動していった。

よく見ると物陰に1台ライトを消した車が止まっていた。

Rさんの車だった。

僕が停車した場所はまだ会社の敷地内で

関係者しか使用しない道路で速度20キロ規制の場所でもある。

仕事関係者ほぼ全員が使うメイン道路だ。

メイン道路には何本か別の道路が交差していた。

Rさんはそんな道路の端に止まっていた。

遅い時間であれば皆帰宅しており人通りなんてほぼ無いが

普通に考えて長い時間車が止まっている場所でもない。

そんなところで長時間ライトを点けて止まっていれば

さすがに誰かの目に留まる。

だからだろう。

Rさんの車はフォグランプすら点けていなかった。

Rさんの車めがけてAさんが走っていく。

Aさんが助手席に乗り込むと

Rさんの車が2回パッシングをしてきた。

お疲れの意思なのだろうか。

ありがとうの意思なのだろうか。

僕からはうっすらと運転席に座るRさんが見えていが

その表情までは分からない。

Rさんの車は僕の車に対して真横に位置してたため

挨拶返しとして

パッシングやハザードを付けたとしても見えないだろう。

かといってクラクションでも鳴らせば目立ってしまう。

僕は運転席から軽く手を挙げる素振りを見せ

車を発進させた。

 

もうさっさと帰ろう…。

付き合いきれん…。

そう思うとともに1つ覚悟をした。

こんな事がこれからもあるかもしれない。

それを想像しておけばまだ気構えが出来る。

気構えさえ出来ていれば苛立ちも少なく済むかもしれない。

この後続く日々を振り返ると

この時、覚悟と気持ちが無かったら

僕はもっと早く爆発してしまっていたかもしれない。

いや、もっと早く爆発していれば

パニック障害にはならなかったのかもしれないが…。

 

以前まで合流する際には会社の敷地外を選択していたのに

時間が経つにつれガードが甘くなっていくというか

ついには敷地内を最善と考えるようになってしまっていた。

だが、周りからバレない様にと一応の警戒はしているらしい。

自慢にもならないがその警戒に僕は一役買っている。

 

全くもって迷惑な話だ。

 

そんなある日会社の暑気払いがあった。

24時間回っている職場ということもあって

出られない人も出てきてしまうため頻繁に飲み会があるわけではない。

歓送迎会や暑気払い・忘年会程度だろうか。

夜勤明けで一度帰ってから来る人や

休みの日にぶつかってしまう人なども少なくないため

実際は年に2回あるかないかである。

そんな暑気払いが開催された。

僕はお酒を一切飲まない。

体質に合わず飲まない。

学生時代は周りに合わせて少し無理して飲んだりもしたことがあるが

飲んでしまうとすぐ頭痛と吐き気と動悸がくる。

そうなると飲み会を楽しむ事も出来ない。

結局周りの理解もあって

学生時代も社会人になってからも

無理に飲まされることも粋がって飲むこともなく

楽しく飲み会を過ごせている。

お酒を飲まないので飲み会の日も僕は車で出勤するのだが

飲みたい人は当然車で帰れないので

その日に限っては車通勤では無い。

飲みのお店は最寄駅周辺になるが

職場から歩くとなると少し距離がある。

中には自転車で来る人や

朝車で来て一度帰ってから電車も一度お店に来るという人も居た。

皆それぞれの方法でお店に向かうのだが

普段車で来ている勢は当然徒歩で駅周辺まで歩くことになるのだが

僕や同じように飲めない人がいれば

駅まで乗せて行くようにしていた。

2台あれば間違いなく間に合うので

1台がシャトル便をするということはそうそう無い。

この日も2台で6人程乗せて飲み会会場に向かった。

当然Aさんもいる。

さて、飲み会会場は駅の目の前。

店に駐車場は無いので

いつも少し離れたコインパーキングに留めている。

そこから駅に向かって歩くと駅の目の前にお店がある。

いつも飲み会が終わると

2次会に行きたい人と

帰りたい人とで別れるが

帰りたい人も駅がすぐ目の前にあるので利便性が高い。

僕は少し離れたパーキングに留めているが

いつも素面なので何の問題も無い。

酔っ払いが無事帰れれば。

 

飲み会は毎回楽しんでいる。

飲まないのに良く周りにテンション合わせられるよね

そう言われることが多いが

よっぽど悪酔いしている人が相手でなければ

楽しく過ごせる。

少しでもお酒が入ってしまうと逆に楽しめなくなるのだ。

むりくりテンションを上げているわけでもないし

自然より少し高いくらいだ。

そんな楽しい飲み会を過ごした後

飲み会も終わり皆散り散りになる。

僕は毎回1次会で帰せてもらっている。

2次会はお酒が進み過ぎてついていけない。

この日もいつも通り1次会で帰らせてもらうことにした。

2次会に行く者

帰宅するために駅に向かう者

僕のように駐車場に向かう者

それぞれ別れを告げ散って行く。

挨拶を終え僕も駐車場へ向かう。

……

と、僕と並行して歩くAさん。

……

え?

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってき42です。

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