パニック発作がやってきた49

パニック発作がやってきた49

パニック障害と自律神経失調症を発症した当初を綴る過去日記です。

対人関係が原因で発症し、会社はパワハラと認定してくれました。

そんな過去を少しずつ書いています。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

 

継続記事になりますのでこの記事から読み始めても内容が分かりません。

始めて来られた方はシリーズその1から目を通していただけると

話の流れが分かります。

記事数も増えてきましたので暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです。

 

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パニック発作がやってきた

シリーズその1から

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距離は50m位あるだろうか。

施設内20㎞制限を守って同じ速度で進んでいる。

付かず離れず。

だから光の大きさが変わらないのだ。

僕はバックミラー越しにその事態を把握する。

そして一言。

僕「主任さんが後ろから来ちゃってますね…。」

A「えぇっ!?」

Aさんは慌てて後ろを振り返る。

A「マジかよ…。どうすっかなー。」

僕「降りるつもりなら留めますよ?」

A「いや、それはまずい!」

僕「って言ったって、もう着きますけど。」

そういう僕のすぐ目の前みRさんとの待ち合わせ場所が迫っている。

元々100mと離れていないんだから当然である。

僕「どうするんですか?通過していいんですか?」

A「あぁ、もう。取り敢えず進んでくれ。」

僕「当たり前ですけど施設出たら普通に走りますからね。」

A「ちょっとRに電話する。」

僕「………。」

そうこうしている間に僕の車はRさんとの合流地点を超え施設を出る。

続けて主任さんも施設を出た。

主任さんは途中まで同じ方角で帰るため

僕の車の後をついてきていた。

僕はバックミラー越しに後ろに付く主任さんを見ながら車を走らせた。

その間助手席に座るAさんはRさんと電話をしていた。

A「あ、R?ゆうまるの車に乗せてもらってたんだけどさ…

  後ろから主任のバイクが来ちゃって…。どうする?」

 

どうやら作戦会議をしているらしい。

後ろに走る主任さんと僕が別の道になるのは1.5㎞程先になるだろうか。

車で走っていれば2分程度。

そこから更に1㎞程で僕とRさんが別れる道に差し掛かる。

したがって3分程度で話を付けて欲しい状況なわけだが…。

A「いや、無理だって…主任がぴったり後ろにいるもん。」

そんな話をしている。

僕は交通の流れに任せて帰路を走っていた。

A「ん~、じゃあ、もう今日はいいや、このままゆうまるに送ってもらうわ。

  んじゃ、はい、はい~はい。」

電話が終わったようだ。

A「すまん、今日はこのまま家の方まで頼む。」

しれっと言った。

 

僕の胸中は穏やかではなかった。

Aさんからすれば

主任さんに見つかりたくない。

Rさんとの合流も難しくなった。

このまま僕に送ってもらおう。

という事なのだろうが

僕からすれば

Aさんが主任さんに不倫を暴露し協力者になってもらうことも叶わず

バッティングを避けられず(いつか起こると思っていた)

Rさんと合流できないAさんを乗せて走り

どうするのかと思えばそのまま乗せて帰れだと?

どれだけ身勝手なんだ!

僕は怒っていた。

感情的にならざるを得ない。

可能ならばどこかでAさんを降ろして帰ってしまいたいくらいだった。

人道を害するからしなかったが気持ちはそれくらい荒れていた。

だから僕は帰りの車の中

自分からは1言も発しなかった。

語りかけられたら相槌や返事をする程度

互いに沈黙している時間の方が多かった。

社内の空気は最悪である。

いや、居心地の悪さはAさんの方が強かっただろう。

それでも僕は自分から言葉を発することはしなかった。

それが僕なりの反発心だった。

そうして1時間。

帰りの道を過ごしたのである。

 

僕の心の奥にあるAさんへのわだかまりは晴れる日が来るのだろうか…。

可能ならば誰にも迷惑をかけたくない。

可能ならば穏便に運びたい。

可能ならば人間関係を崩したくない。

最初のうちはそう考えていたが

Aさんの理不尽な願いに付き合わされる時間が増えるにつれ

何とかして一矢報いてやることはできないか

そう考えることも増えてしまっていた。

考える度に葛藤する。

 

いや!それは良くない!

今考えていることは人間関係を壊すことになる。

これまで何とか守ってきた(つもり)ものが無駄になってしまう。

と。

 

いや、でも!このままでいいのか!?

Aさんの都合に合わせていたら何時まで続くか分からないぞ!

先の分からない時間ひたすら耐えることが出来るのか?

と。

 

葛藤するたびに踏みとどまる。

逆に言えば葛藤することが出来ている内は

感情をコントロールできるという事だろう。

葛藤できないほどに悩み考え込んだ時どうなってしまうのか…

この時は想像できなかった。

この時はまだ心に余裕があったから…。

 

パニック障害発症まで残り3年。

心の余裕を少しずつすり減らしていった

ゆうまるの話は、もう少し続きます。

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってき50です。

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