パニック発作がやってきた④

パニック発作がやってきた④

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

もうめちゃくちゃだった。

身体も感情も。

何がどうなってるのか分からない。

唯一分かるのは

やっぱり僕の身体はおかしくなってしまっている

ということだった。

 

少しでも早く病院に行った方がいい。

異変の最初は心臓だったから

循環器内科に行こう。

そう判断した僕は近くの病院を調べ始めた。

 

時刻は19時過ぎ。

調べてみるも診療時間を終えている病院ばかりだった。

診療時間が終わってしまっているという事実が

余計に僕を焦らせる。

すがる思いで電話をかける…

prrrr…prrrr

出ない

当然だ

もう診療時間外なんだから。

しょうがない…次の病院…

prrrr…prrrr…

やはり出ない。

病院の選択肢が無くなるにつれ

焦りと絶望感で不安に押し潰されそうになる。

「もし今日の晩、体調が急変したらどうしよう…」

生まれて初めての症状。

対応不明による恐怖感。

死を意識させられる感覚。

早く医者に診てもらいたい…

すがる思いで電話をかけ続けた。

何件目かだったろうか

prrrr…prrガチャ

ようやく繋がった!

そう思った時だ。

無情にも耳に入ってきた声は

診療時間終了の案内と予約受付を告げる自動音声だった。

がっくりと肩を落としながら電話を切る。

その後も近場の病院にかけたが全滅。

少し遠くの大きめの病院にもかけたが

繋がりはしたものの夜間の担当医が不在と告げられた。



絶望しかなかった



得体のしれない恐怖と不安。

その解決の糸口すら見えないまま

不安な一夜を過ごすことになった。


せめて明日、午前中に診てもらおう…

今自分に出来ることはそれしかないのだ

そう思い自動音声がつながった病院に再度電話した。

prrrr…prrガチャ

先程と同じ機械的な音声が始まる。

自身の症状

心臓の違和感

呼吸困難

手足の痺れ

強い不安感

明日午前中にお伺いする旨

それらを一方的に告げ電話を切る。



……

………

テーブルには食べかけの食事が残されていたが

食欲なんて一切なかった。

片付ける気力すら湧かない。

声も出す気にならない。

ただ、上司にだけは自分の今の状況と

病院に行く為午前休いただきたいと連絡した。



もう寝よう…。

風呂にも入っていなかったが

もうどうでもよくなっていた。

ひょっとしたらこのまま寝たら明日目を覚まさないかもしれない…

そんな考えが浮かんでは消え浮かんでは消え

まどろんでは身体に異常がないかが気になるを繰り返す。

はたして眠れたのかどうか曖昧なまま翌朝を迎えた。


読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた⑤です。