パニック発作がやってきた⑥

パニック発作がやってきた⑥

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

パソコンを立ち上げ

土曜日でも診てもらえる病院を探す。

午前診療までの所がほどんどだったが

想像以上に多くて驚いた。

そのことになんとなく安堵して

循環器内科のある病院に電話した。

prrrr…prrrガチャ

今回はすんなり繋がった!

優しい口調の女性の声が聞こえてくる。

僕は自身の症状

心臓の違和感(動悸と脈がおかしく感じる現象)

呼吸困難

手足の痺れ

強い不安感

に昨日突然襲われ診てもらいたいと伝えた。

……

これでようやく診てもらえる。

一頓挫あったものなんとか病院には行けそうだ。

時間はまだ10時前。

病院に行って特に何もなければ昼前には戻れる。

午後の仕事には間に合いそうだな…。

そう思いながらここまでの経過と

午後の仕事に出る旨を上司に報告し

病院に向けて出発した。

病院に着く。

やってきたのは大きな病院ではなく

町医者のような感じの病院だった。

他の患者さんは2人だけ。

これなら直ぐに診察まで行くだろう。

そう思いながら受付を済まし

待合室のソファに座った。

すると、すぐに名前を呼ばれる。

「ゆうまるさん、こちらへどうぞ」

そう言われて通されたのは

心電図を測定する場所だった。

看護士さんの指示に従い検査が始まる。

検査は淡々と進む。

ピッ!ピッ!ピッ!

脈拍に合わせてだろう規則的な測定音が聞こえる。

これまで定期健康診断などで

散々心電図を測定してきたが

この時はそれまでに無いくらい

ピッ!ピッ!という測定音に神経を集中させていた。

きっといつもとは違うはずだ!

おかしいならおかしいで

はっきり分かった方がいい!

検査は淀みなく進む。

程なくして検査は終了した。

看護士さんに診察までしばらくお待ちくださいと伝えられ

診察室前のソファに腰を下ろす。

昨日、急に体に異変が起きた。

身体に異常を感じ、死ぬかもしれないほどの感覚。

症状から調べて出てきた

心筋梗塞や心臓弁膜症などの病気…。

人間はいつ大きな病気になるか分からないものなんだな…。

ある程度のことは覚悟しておこう。

先生に呼ばれるまでの間そう考えていた。

しばらくして診察室に呼ばれた。

診察室で待っていたのは

とても優しそうな男の先生だった。

問診が始まる。

僕は昨日起きたことと自覚症状を伝えた。

先生は心電図の測定結果を見た後

血圧測定と聴診器で僕の心音を聴いた。

そして

笑顔で一言。

「異常ないですね。」

そう言った。

「え!?」

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた⑦です。