パニック発作がやってきた⑮

パニック発作がやってきた⑮

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

その日のうちに採血を行った。

結果はお盆明けの開院日になるため約1週間後になるらしい。

採血を終えると先生が

「結果までの間不安だったら不安を抑える薬出そうか。

頓服薬で不安が出てきたら飲んでね。飲むタイミングはいつでも大丈夫。

30分ほどで効いてきて6時間くらい効果時間があるから。」

そう言った。

内心、薬に頼るのに気後れしていたが薬は頂くことにした。

次回、血液検査の結果で甲状腺の病気があったんだと分かれば

不調の原因がついに分かる。

初めて次につながるかもしれない内容に少し嬉しかった。

診察を終え会計を済ます。

処方されたのはリーゼ錠5mgという薬だった。

不安を感じた時に飲むと落ち着くらしい。

検査結果が分かるまでの1週間不安に駆られ

薬を飲むべきか悩んだ日があった。

結果として飲むのを我慢してしまったが

後の経験で躊躇わず飲んでいれば良かったと後悔した。

薬を飲むことに抵抗がある人は頑なに拒否するが

前にも書いたようにパニック障害の初期症状時は特に

発作を抑えることが後の治療に大きな効果をもたらす

これを先に知っていれば躊躇うことなく頓服薬を使用したであろう。

我慢しながら1週間を過ごし病院で報告した時の

「そういう時は我慢せず飲んだ方がいいんだよ」

と言った時の先生の顔は良く覚えている。

1週間後

血液検査の結果を聞きに病院を訪れた。

検査結果は…

異常無し


そう告げられた。

正直これで原因が分かる!そう期待していただけに再び落胆した。

血液検査の結果表を見ながらどの成分が甲状腺に当たるのか説明を受ける。

ついでに言えば他の数値もいたって正常。健康体らしい。

これらの説明を終えた先生が、ついに僕の不調を突き止める道を示す。

「これはおそらく循環器や内科の分野じゃないな…」

え?


「ゆうまるさんね、最近日常生活の中で疲れやストレスとかたくさん抱えて辛いとかない?

身体に不調が出る時に何かきっかけのものがあるとか感じてない?

若しくは不規則な生活をしているとか。食事や睡眠はしっかりとれてる?」

先生に質問された。

どれもまあ、遠からずとも思い当たることはあるが

どういうことだろう?そう思い先生に質問を返す。

「それらが僕の不調の原因かもしれないんですか?」

すると

「循環器内科の医師として、そして私の前にも別の医師に診てもらった点も含めて言うとね

ゆうまるさんの症状は身体じゃなくて心の病気じゃないかもしれない。」

思いもしない言葉だった。

こころ?

心?

心的なもの?

そう言われて先生はいくつか病院の名前を挙げた。

そこには普段聞きなれない

僕がまだ行ったことのない類の病院の名前が並んだ。

心療内科だった。


「心療内科って鬱病の方とかが行くところですよね?」

僕が質問すると

「鬱病だけじゃないけどね、僕にも思い当るところがあって

おそらく心療内科が専門じゃないかと思うんだ

そこに行けば不調の原因や対処法が分かるかもしれない。

ホームページで確認できるから自分に合いそうなところに電話してみて。」

と、先生は4件の心療内科が書かれたメモを手渡してくれた。


僕の不調は心的なもの?

心療内科って何をするところなんだ?

疑問は尽きなかったが身体が復調するならと藁にもすがる思いになっていた。

自宅に帰るとすぐにメモの心療内科を調べ、そのうちの1件に予約をした。

そして人生初の心療内科を訪れることになる。

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた⑯です。