パニック発作がやってきた⑯

パニック発作がやってきた⑯

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

心療内科がどういう人が行くのかはなんとなく分かっていた。

うつ病などに代表される心に病を持っている人が治療に訪れる病院。

失礼な話だが当時は心療内科というものに若干の偏見があった。

だから心療内科を薦められたときは抵抗感があった。

しかし、通ってみて分かったが

本当に色々な人が様々な問題を抱え来院している。

心の病気を治すために懸命に立ち向かっている人たちが来ている場所だ。

表情からも本当に大変そうな人だと分かる人もいる。

なぜこんな人が?と思うような人もいる。

でも、そうじゃない、それは僕の勝手な想像だ。

僕もパッと見健康そうだが、この1か月生きた心地がしなかった。

同じように不調を抱える人の中に心が原因で病院に来ていると考えると

自分の偏見の愚かさにすぐ気付いた。


予約はネットから出来た。

ホームページを調べる限りでは電話予約よりも

ネット予約の方を薦められていたので

病院の意向に沿って予約を入れる。

来院希望時間やあらかじめどのような理由で来院するのかなど

ホームページ上のプラットフォームに入力し予約をし完了させた。

僕は最短で来院可能な2日後を指定した。

「心療内科ってどんなことするんだ?」

そう思いながら当日までの時間を過ごした。

体調は決して良くは無い。

けれど悪いとも言えない。

やや不調よりというのが正解か。

原因は分からない。

その原因が分かるかもしれない。

ここまで循環器内科2件、夜間診療1件

明確な答えを出せないまま

光明を見ては暗闇に落とされる気分を味わう1か月が過ぎ

今回こそはと思いを掛けて心療内科に訪れた。

心療内科に初めてやって来た。

入口のドアを開けると中はオルゴールの音が聞こえてきた。

室内は長椅子や間仕切りの席が5席ほどと

数名で来た人用だろうか、仕切り付きのボックス席が5つ程あった。

他の人と席を共にしないで済むように配慮された席が多く

その席に座られている方も多い。

僕は受付を済ませ、初診用記入用紙を渡されると長椅子の方に腰かけた。

僕の前に待っていた方は7人位だった。

心療内科の診察にかかる時間が全く分からなかったが

さすがに15分以上はかかるだろうとゆっくり記入した。

それでも記入に20分近く要したが

その間診察室からは誰も出てこなかった。

あまりに人が出てこないため

「ひょっとして今はまだ診察始まってないのでは?」

と誤解するほどだった。

30分くらいしてからようやく人が出てきた。

この段階で自分の番になるまでどれだけ待つんだ?と心配になる。

次に診察室に入った人は10分と掛らずに出てきた。

人によって長さが違うらしい。

結果的に1時間30分位待つことになった。

もし、今後心療内科に初めてかかるという方がいれば

多少の待ち時間は覚悟した方がいいのかもしれない。

若しくは時間に余裕がある方であれば

予約段階で混みにくい時間を聞いてからにしてもいいかもしれない。



待ち始めて40分程した時だろうか

だんだん不安感が出てきてしまった。

胸の辺りがざわざわして落ち着かない。

脈も速く感じる。

「もう少しで診てもらえるから落ち着いてくれ」

逸る気持ちと抑えたい気持ちが入り混じりながら

過ごした1時間はとても長く感じた。

そしてついに名前を呼ばれる。

「ゆうまるさん、どうぞー」

今でも診て頂いている先生との初対面の瞬間であった。

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた⑰です。