パニック発作がやってきた⑰

パニック発作がやってきた⑰

パニック障害を発症した当初のお話です。

シリーズもので少しずつ記事を増やしていこうと思います。

パニック障害になってしまった人間の1例としてご覧ください。

最初から読まれる方はこちら

前回記事はこちら

診察室に入る。

小奇麗な診察室の中心に対面式の椅子と机

机の上には先生が使用するPCがあった。

診察室内は先生以外おらず、物も少ない

広さもあいまってさっぱりした印象だった。

先生は椅子に座ってこちらに呼びかける。

「こちらへどうぞ」

そういって先生の前にあった椅子に手招きする。

僕は宜しくお願いします、と椅子に腰かけた。

内心はこれから何が始まるんだろう?という気持ちでいっぱいだった。

先生は前もってネットでの予約時に記入した内容と

先程書いた初来院者用記入用紙を見ながら問診を始めた。

僕は自身の症状として

7月中頃の仕事中に1拍の大きな鼓動後、急激に脈が速まった。

呼吸がし辛くなり死ぬかもしれないと思ったが

15分くらい横になっていたら何とか収まった。

症状が収まってからも心臓がおかしいとか何か大きな病気なんじゃないかと

気が気でなくなってしまい病院で計3回調べてもらったが異常が無かった。

この1か月間また同じ症状になってしまうのではないかと思う度

動悸がしたり手足が痺れたり意識が狂ってしまうのではいか

その度に毎回死ぬのではないかと思えるくらいの自覚症状が出る。

それも相まってか異常とも思えるくらい不安になることが多く

仕事や私生活にも支障が出てしまっている。

動悸が多かったので循環器内科を受診したが

甲状腺異常を調べる血液検査やホルター心電図でも何も異常は無かったこと。

そして、直近に診て頂いた医師から

「ひょっとしたら」とこちらを紹介されたということ。

僕はこの1か月にあったことを可能な限り正確に伝えた。

すると先生は

「ゆうまるさんが自覚する症状に対して専門医が異常ないと判断を下したうえで

心療内科医として診断するのであればゆうまるさんの症状は

自律神経失調症とパニック障害です。」

と言った。

 

自律神経失調症

パニック障害

発症から1か月

ようやく僕の症状に病名が付いた瞬間だった。

 

自律神経失調症?

聞いたことは無かった。

先生曰く自律神経失調症とは

自律神経のバランスが崩れ心身に不調をきたす。

過剰なストレスや不規則不摂生な生活習慣に関連して発症することも多い。

僕の主張する症状の多くが自律神経失調症に該当する。

食事と睡眠は十分とれているかというのも大事。とのこと。

自律神経失調症についての詳しい説明は↓へ

 

ともかく自律神経失調症を治すには生活習慣やストレスに対して

改善の努力をしないといけないらしい。

確かに、生活習慣と言えば

僕は仕事上、日勤と夜勤を不規則にこなしていたし

休みの日は当時趣味だったパチスロばかりしていた。

夜勤中は突然のトラブルに対応できるように

仮眠休憩中も極力寝ないようにしていた。

トラブルがある時は咄嗟の行動力と判断力が必要になるので

自身の責任感から誰に指図されるわけでもなくこのように動いていた。

そんな中で夜勤が終わるとそのままパチスロを打ちに…と、

起きてる時間が30時間を超えることも多かった。

ハードワークになる時は辛さを感じたことはあったが

10年近くこの勤務形態でやっていたこともあり

良くも悪くも習慣化していた。

運動は自発的にする事はほとんど無かった。

仕事上で動く分がそれなりにあったのでそれで十分だと思っていたし

体重も大きく変わっていなかったので自分は大丈夫と思っていた。

食事はもともと食が細いこともあり日に2食で平気だった。

それらも良くなかった。

身体を補う栄養がおそらく十分ではなかったのだろう。

学生時代から痩せ型で食べても体重が変わらない。

体脂肪率は一桁

そんな状態を体質だという言葉で片付けて管理が疎かになっていたのだ。

そうして少しずつガタがきて色々積み重なってしまったのだ。

この辺りは先生に思う通り伝えることで解決の糸口が見えた。

先生は体質改善のための漢方を処方してくれた。

そして、ストレスについて話を始めた。

「最近、いやそれより前からのも含めて、何か過度にストレスに感じていることはありませんか?

生活習慣などはゆうまるさん個人で対応することが多くなりますがストレスとなると

周囲との関係や治療に際して理解、協力が必要になりますし最近では自律神経失調症やパニック障害に

なってしまう方の大きな原因として過度なストレスが挙げられます。過度なストレスを抱えている場合

対処法として有効なのはストレスを受けない強い対応力になりますが、なかなかすぐ身に付くものではありません。

なので最初の対処としてはストレスとなる原因から離れることも有効になります。

何か思い当たることがありましたか?」

僕は先生の話を聞きながら真っ先に浮かんだ考えがあった。

おそらく生活習慣も原因だったとは思うが

過剰なストレス…本命はこっちだな…。

そう瞬時に思った。

先生に話そうにもどこから遡って話していいか分からず口篭もる。

すると先生は

「ゆっくり話して下さって結構です」

「話難い内容であれば無理はしないでくださいね」

そういって少し時間をくれた。

この時はここで話す内容が不調に結びつくかどうか半信半疑であったが

1週間後、結果として不調の原因となる決定打であったと確信することになる。

読んでいただきありがとうございました。

次回はパニック発作がやってきた⑱です。