自律神経失調症と鍼治療

自律神経失調症と鍼治療

※僕は鍼治療の先生でも有資格者でもありません。この記事の1部ではどこで調べても同じような部分があります。鍼治療について深く学びたい方は専門の先生がアップされている記事をご覧ください

鍼治療を受けてみたい、受けようか考えている方の参考になればと思い記事を作成しています。

 
鍼治療日記も書きたいと思います。
 

自律神経失調症になると体のあちこちに不調が出ますよね。

原因不明の体調不良で急に元気がなくなる方や、最近では芸能人やプロスポーツ選手なども自律神経失調症を理由に休業したりするなど、ここ数年でよく耳にするようになりました。

怪我とは違い外目からは分かりにくいため、なかなか症状に関して周囲の理解を得にくいのが現状です。自律神経失調症であることを隠しながら生活している方も多くいます。

しかし、近頃は著名人が自律神経失調症であることを公言することも増えたことで病気への認知も増しました。それによって自律神経失調症の患者さんにとっては周囲の理解を得るという治療のための追い風を以前よりも受けられるようになってきています。

しかしながら、自律神経失調症の治療には多くの時間を要することが多く、また、盤石な治療方法があるかといえばそうではありません。

患者さんによって症状も異なり、治療法も異なるのが自律神経失調症です。

 

・身体の不調を訴えて内科の病院に行っても異常無しと診断される。

・あいまいな診断を受けて処方された薬を飲んでみてもイマイチ症状が改善しない。

・治療法の候補が多すぎて何に頼っていいか分からない。

・最善手が分からない。

僕も自律神経失調症とパニック障害を併発してから何とか体調を戻したいと時間とお金を掛けて色々試し、その中の1つで鍼治療に行きつきました。

 

鍼治療ってなに?

鍼治療の基本は全身の「氣」を整えることにあります。「氣」とは、電気的な性質を持ったエネルギーとして存在しています。この「氣」の流れるルートを経絡と言います。経絡内の「氣」がスムーズに循環していれば健康体なのですが、細胞や臓腑に異常が発生すると、その異常に比例して経絡内にエネルギーの過剰や不足が発生し痛みや違和感を自覚するようになります。この「氣」の過不足を調整し、バランスを取ってやることにより痛みを取り去り、細胞や臓腑まで正常な状態に回復させることが出来るのです。

鍼治療とは、鍼を使用して様々な症状に対し、身体に適切な刺激を入れることで改善を促す治療法です。

身体に多数存在する経穴(ツボ)を適切に刺激することで、本来持っている自己治癒力を高めます。

どんな効果があるの?

治療用に作られた鍼・針を使用することで行われる治療です。
特定の部位やツボに対して、鍼・針を刺入したり接触させることで、刺激量を調整し、健康的な身体作りの手助けをしてくれます。
総合的に、鍼灸の刺激は自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用します。
その結果として、筋緊張の緩和や血液及びリンパ液循環の改善を促します。
生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)そのものを改善させる働きがあると考えられています。
また、諸説がありますが、痛みの軽減や抑制など鎮痛効果もあるとされています。

ツボってなに?

鍼灸治療やマッサージなどを受けるときに、ツボという言葉を聞くかもしれません。

人間の身体には『経絡』というエネルギーの流れがあると考えられています。経絡は『線』になっており、身体のさまざまな場所を繋いでいます。そして、経絡の線上に存在する大切な『点』が経穴(けいけつ)です。この経穴(けいけつ)と呼ばれているものが、一般的に呼ばれるツボを示しています。

身体の全身にあるとされているツボは、主に大事な神経や血管、筋肉などの重要な場所に存在していることがほとんどです。

鍼治療ではこの『点』と『線』を整えることで体の調子を良くします。

鍼ってどんなものを使っているの?

鍼にも多くの種類があり、主な特徴は、長さと太さにあります。

鍼治療(針治療)では、人それぞれに合った長さと太さを選択します。

日本式の鍼は鍼管という筒状の棒の中に、鍼を挿入してから人に対して切皮、刺入していきます。この鍼管を使うことにより、なるべく痛くない、優しい鍼を実現しています。また、鍼の材質にも違いがあります。

現在は、使い捨ての鍼が一般的な為、素材はステンレスを使用している場合が多いです。

使い捨ての鍼は衛生面において優れています。

滅菌された袋に入った鍼を取り出しそのまま使用するので、衛生面においても安心して施術を受けることができます。

鍼治療上級者は、銀や金という素材を使用した鍼で治療をすることもあります。
もちろん、このような鍼は値段が高いので使い捨てではありません。
しかし、きちんと安全面が考慮されています。

治療院には滅菌できる機械が用意されており、治療に向けた準備を万全にしているのが一般的です。

どういう人が施術するの?

鍼灸・針治療を行うのは厚生労働省認可の国家資格を有している方です。

鍼師、灸師というそれぞれの国家資格を取得した先生が鍼灸治療の施術をしてくれます。資格を取得するには厚生労働省認可の専門学校を卒業する必要があります。期間は3年間と決められており、授業数やテストも多いので必死に勉強します。
入学金や学費も高額であることがほとんどで、最後には国家試験が控えています。
これに無事合格すること、そして免許登録が完了して初めて鍼灸での治療が可能になります。

医学をきちんと勉強してから、現場に出るので安心して治療を受けられるのが特徴です。

鍼治療は東洋医学?

 まず、西洋医学と東洋医学の違いですが

西洋医学

一般的に病院と言われる場所で行われているのが西洋医学です。
客観的な数字やデータや画像検査などをもとに診断を行います。
適切な診断が行われることで、病名がつきます。
その病名に対して、薬や必要な検査、手術などの対策が施されます。

東洋医学

現在では、病院でも受診可能ですが、まだまだ多くはありません。
東洋医学では、人そのものを診ています。
症状や、体質などを、主に判断しており、診断により病名がつくことがありません。
東洋医学では、その人の症状や体質などから証(しょう)というものを判断します。
その証をもとに治療を進めるので、どんな症状の方でも治療が可能です。

原因がはっきりしているものでは、西洋医学の診断と治療で改善することが期待できます。

しかしながら、人の身体は複雑であり、原因が特定できない症状も多くあります。

症状がはっきりしない時には、東洋医学での治療が向いていることもあります。

それぞれに特徴があるので、どちらが良くて正しいということではありません。自律神経失調症は症状が多岐にわたる方が多く、またその原因もはっきりしない場合が多いため西洋医学よりも東洋医学の観点から治療を進める場合もあります。東洋医学を主とする鍼治療が有効とされるのはこの点が大きいかもしれません。
しかし、両者の信頼出来る病院や治療院の先生から意見をもらえるようにしておくことが大切です。

鍼って痛くないの?

これは経験談ですが、先生の腕と刺す場所によって多少痛みを感じることもあります。どんなに腕のいい先生でも絶対に痛いと感じないということは無いように感じます。それはどうしてかというと、

人間の皮膚には感触・力・痛さ・温かさ・冷たさの5種類の刺激を感じる部分があります。これらを総じて感覚点と言い、そのうち痛みを感じる部分を痛点と呼びます。痛点の数はとても多く、1平方cmあたり100~200個あります。痛点は目視で確認することはできません。この痛点に対して鍼が刺激を与えてしまえば痛みを感じることになりますが、1平方cmあたり100~200個という痛点を必ず避けるというのはとてもじゃないけど無理だと思います。

しかし、先生の技術によっては痛みの感じにくい刺し方などもあるのでしょう。その辺りが先生の腕の見せ所なのかもしれません。血や気のめぐりの悪いところに刺されたら痛みを感じることもあるでしょう。ですが、安心してください。1年半鍼治療に通っていますが、チクリと感じることはあっても声をあげてしまうほどのことは1回もありません。

ひょっとしたら長めの鍼での施術ではより深いところに刺激を与えるため、深く鍼が刺さることもあって痛みがあるかもしれません。僕は長い鍼での施術を受けたことは無いので体験談として書くことはできません。

施術はどうやって進むの?

これは治療院によって特徴があると思いますので一概には言えません。

共通して言えることは、鍼を指す部分を露出させなければならないので動きやすい服装が理想です。場所によっては治療着を用意してくれているところもありますので来院前にのHPなどでその辺りを調べておきましょう。治療着の無い治療院であればデニムのパンツなどは控えたほうが賢明です。

初診時の多くは20分30分掛けて問診からスタートすると思います。患者さんがどういう症状で来院したかは先生も十二分に聞き取らなければならないので。初めて行かれる場合は自律神経失調症であることと、自身の感じる症状や、別の病院で診てもらったところがあれば包み隠さず伝えてください。

鍼治療を行うと基本的に血流の改善が期待できますが、血流が良くなることでマイナスに働く病気もあります。そういった病気ではないという別の病院での診断結果もあれば加えて伝えてあげることで先生も安心して施術をしてくれるでしょう。

問診が終わると(初診のみ)いよいよ施術に入ります。基本的にはされるがまま。時折指示通りに態勢を変える程度なので、それほど構える必要もありません。施術時間は治療院により違いますので割愛します。僕は大体30分くらいです。

鍼を刺す前にちゃんとアルコール消毒もしてくれますし、施術が終われば施術台のシーツやタオルも変えてくれているの確認しているので、衛生面にも十分気配りされていると思います。その辺りが気になる方もいらっしゃいますよね。

施術が終われば身なりを整えてお会計です。

でも、お高いんでしょ?

これは住んでいる地域と治療内容によって大きく変わると思います。

僕の通っている治療院では初診で4500円(初診料込)

2回目以降は1回3500円(税込)です。

少しお得な回数券5回15000円(税込)というのもあります。

注意して頂きたいのが自律神経失調症の治療で鍼治療を受ける場合、保険適用外になります。神経痛やリウマチ、交通事故でのけがなどの治療では鍼治療も保険適用が可能であるものの、残念ながら適用外の為、通院する場合治療費が掛る場合があります。(上記値段は保険適用外でのものです)

僕の場合は自律神経失調症になって半年は週1回、それ以降、現在でも2週間に1回通っています。通い始めは自律神経失調症による動悸や痺れ、倦怠感、不安など症状がありましたが、毎週根気強く通い、症状の改善が見られて少ししてから施術感覚を伸ばしました。

治療効果を実感している部分があったので現在でも通院していますが、費用もそれなりに掛るので、ご自身の体調や金銭面と相談の上鍼治療を受けるかお考えください。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

自律神経失調症は治療に時間と根気が必要になります。ご自身にとってどんな治療法がいいか模索していく中で、この記事が少しでも参考になりましたら幸いです。

今後は鍼治療日記も付けていきたいと思いますのでまたいらしてください。